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2013年2月21日 (木)

今さらな話

先日の岐阜新聞に続いて、
中日新聞にも公立高校入試関連の記事が出ていましたね。
 
 
 県内の公立高校入試の出願が二十一日に始まるが、今年から始まった「独自検査」という制度を導入する三十四校のうち二十校が、選抜要件としてスポーツの実績のみを挙げている。本来は生徒の能力を多面的に評価するための制度だが、特定の競技の実績だけを審査する高校もあり、部活の強化に使われる形だ。(以下略)
 
 
岐阜新聞同様、これもこの時期に改めて取り上げる意味が
よく分からない内容になっています。
独自検査の選抜要件なんて
去年7月に発表されているものですからね。
それに、こういう指摘を持ち出すならば、
去年までの特色化選抜だってそういう制度だったし
さらに遡って特色化選抜導入前の職業科における「推薦入試」も
そんなものでした。
だから、「何を今さら」という感が
非常に強い記事になっています。
今さらというか、以前ここに書いたように、
推薦入試や特色化選抜よりも「選抜要件」が具体的になっていますから、
選抜の透明度という点においては
過去の制度よりも若干ではありますが「改善された」と
言ってもいいくらいですからね。
「若干改善された」というだけで「十分です」とは言っていませんよ
そういう経緯を踏まえてこの内容で記事を書くなら、
「独自検査において、選抜要件と学力検査・内申点など他の要素が
 どう総合的に評価されるのか、不明なまま入試を迎える」といった
高校側の選考基準の曖昧さ、言い換えれば
何とでもできてしまう裁量の大きさを問題にしたほうがいいと思うのですが、
それはしていない。
つまり核心に触れるような問題提起にはなっていないわけです。
(まあ、この時期にそれを書いたら別の意味で凄い話ではありますが)
記者の勉強不足なのか、それとも・・・・
 
ここからは恒例となりました邪推コーナーですが、
今回の中日新聞の場合、
岐阜新聞が先に公立高校入試のことを取り上げたから
その対抗上、何らかの形で入試関連の記事を書かねばなるまいと
無理矢理に記事化したとも考えられますが、
先日の岐阜新聞の内容といい、
県教委が春以降の見直しのための
地ならしをしているのではないかという
余計な勘ぐりをしたくなるんですよね。
まあ来春からいきなり全面的な見直しをするはずはありませんが
細かい部分での見直しは、去年までの「特色化選抜時代」にも
毎年のようにちょこちょことやってきていますから
そういうことは十分あり得ますよ、
2年目でいきなりちょっとだけ変えたところで驚かないでねという
雰囲気作りというか、環境整備というか・・・。
 
こうした記事が立て続けに2本出てきたことで、
この春以降も入試をめぐる県教委の動きから
ちょっと目が離せなくなってきたかもしれないなあと私は思っています。
いや、本当はもう落ち着いてほしいんですよ。
入試は安定性が一番だと思っています。
ころころ制度が変わっては、
中学生が先を見通して進路を考えられないですからね。
 
まあ、私の母校のように、私が受験してから何十年経った今でも
二次試験の内容が英語・数学・小論文で全く変わらないというのも
大学側がちゃんと検証と改善をしているのかなという点で
どうかなという気がしないでもありませんが(苦笑)。
 
どうでもいい話ですが、
大学入試の小論文って馬鹿にしちゃいけませんよ。
(とここに書いても大学受験生はだれも読んでいないと思いますが)
大学入学後に同級生たちの入試思い出話を聞いた私は、
「自分は小論文でうかったな」と確信しましたから(笑)。
もう遠い昔のことだけど。

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