【2015年春】予想は難しい3(かな)
標準検査(3/10)も独自検査など(3/11)も終わり、岐阜県の公立高校入試受験生(受検生)は合格発表を待つのみとなりました。3/10の夜、テレビの解答速報を見て「大丈夫かな」と心配になった人も、今日ぐらいになるともう吹っ切れた
というか、くよくよしないで結果を待とうという心境に到達したんじゃないかなと思います。でも、中にはあれこれ悩んでいる人もいるのかもしれません(ウチの塾のサイト(ここ)の閲覧数がなかなか普段の数に落ち着きません(^_^;))。
というわけで、今年もやりましょう。
「平均点予想は難しい!2015」
テレビの解答速報で出た平均点予想が、実際の平均点とどう違うのか、今年もここで(こっそり)検証してみたいと思います。この記事の趣旨は「平均点予想が結構ずれているじゃないか」と批判することではありません(ほとんどあたっている教科・年もあります)。平均点予想はひじょうに難しいものです。特にあの番組が作られている頃には、まだ受験生から直接手応えを聞けていないはず。
過去の結果と現場での指導感覚で予想していくしかありません。それが現実の正答率とずれることは、よくあることです。一例を挙げれば、昨年度の数学・大問
1(5)有効数字の表し方の問題の正答率がわずか13%しかなかった(県教委調べ)なんて、県教委も含めて予想外だったのではないでしょうか。基本問題ですからね。おそらく移行措置の混乱と過去問題の少なさで十分定着し切れていなかったんじゃないかなと思います。そういうことがあるということです。
そんな長い前置きはさておき、以下に示したのが最近のテレビ解答速報の予想平均点と県教委が実際に発表した入試平均点の一覧です。なお、県教委発表は全数調査でなく、20分の1の抽出調査であることにも留意する必要があります。
というわけで、「易しかった」と報じられたものがそんなに易しくなかった
り、「難しかった」と言っていたものがそんなに難しくなかったなんてことは、ざらにあるのです。分かりましたか。つまり、うかってるの?落ちてるの?と悩んでも仕方がないということです。
友達と遊びに出かけ、雑談で自己採点を言い合ったりした受験生もいたかもしれません。自己採点もあてになりません。英語の作文、国語の記述や作文、数学の証明問題など、
採点基準次第で大きく変わる教科もありますからね。大学入試のセンター試験みたいに全問マークシート方式なら自己採点の精度は高くなりますけどね。
はい、悩むのはおしまいです。月曜日まで心静かに過ごしましょう。進学校に進む予定の子は、もう次のステップの学習を始めているかもしれませんね。それもいいかもしれませんが、本を読むのもいいかなと思います。やることがない、そんな人には読書をお薦めしたいです。勉強に追われるようになると、なかなかのんびりと読書できませんからね(と言っても、読書する人は忙しくてもする
し、しない人は暇でもしないんですが・・・)。