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2018年3月10日 (土)

【2018年春入試】予想は難しい6(かな)

 岐阜県の公立高校受検生(受験生)の皆さんは、3/8(木)の標準検査など、そして昨日3/9(金)一部の高校で行われた独自検査や実技検査なども終えて、あとは3/15(木)の合格発表を待つのみとなりました。3/8の夜、テレビの解答速報を見たり、翌日の新聞に掲載された解答を見たりして不安になったかもしれない皆さんも、今日あたりにはもう吹っ切れて、水曜日までの束の間の解放を楽しもうとしているところではないかと思うのですが、他方、今も弊塾のサイトを訪れて日程やら出願者数やら過去の平均点やらを改めて確認される方もまた、後を絶ちません(まあ、受験生や受験生の関係者ばかりでは無いと思いますが)。以前から何度も書いておりますが、入試日程や出願状況その他については県教委のサイトにすべて掲載されていますので、そちらでご確認くださいね。
 ともかく入試は終わりました。もう終わったことだからいろいろ考えなくてもいいですよね。考えても考えなくても、結果は変わりませんから…。でも自己採点しちゃったから結果が気になる?今年は難しかったのか易しかったのか、どっちかって?
 テレビの解答速報が「全体ではほぼ例年通り」と口頭で評した(のとは裏腹に、合計の平均点は結構下がって300点を切っているだろうと予想した)今年の入試の難易度、実際はどうなんでしょう。実は入試の平均点や正答率などの公式発表は、みんながすっかり入試のことなど忘れた半年先の夏頃に、ひっそりと出されるものなのです。つまり、今の段階で「今年は難しかった」とか「今年は簡単だった」とか議論しても、半年先にしか結論は出ないわけです。
 「隣の羽生君、怪我でしばらく勉強できなかったはずなのに、すごくできたと言っていた」といっても、それは羽生君が絶好調だっただけかもしれませんし、「努力家でずっと学年トップを走っていた小平さんが全然できなくてショックを受けている」としても、周りの子にはあまり言わないだけかもしれません。一緒に遊びに出かけた先で、みんなでお菓子を食べているとき、藤澤さんに「入試って難しかった?」と聞いたら「そだねー」って言ってくれたけど、吉田さんに「易しかった?」って尋ねたら「そだねー」って答えてて、本橋さんが「まあどっちでもいいんじゃない?」って言ったらみんな「そだねー」って返して話が終わっちゃって、結局どっちなのか分からない、なんてこともあるかもしれません(人物名はいずれもフィクションです)
 そもそも、自己採点そのものが結構適当なものです。甘めに採点する子、辛めに採点する子、また国語の作文や英作文にどう点をつけるかで30点分以上違います。今年は国語の記述問題も今までにない高配点(8点)で、1問単位で見れば国語作文(10点)や数学の証明(10点)に迫る大きな重みになりました。だからまあ、自己採点を他人と比較して「みんなできてる」とか「私の点数は周りより低いかも」とか考えても、あまり意味が無いのです。さらに、プロの皆さんが予想する平均点すら、結構ずれていることが多いんです。
 というわけで、「予想は難しい」第6弾、今年も書きましょう。以下に記したのは、公立高校入試の平均点について、テレビ解答速報と県教委の公式発表を比較したものです。
(見にくい方にはこちらのサイトにも同じものを載せておきましたので参考にしてくださいね)
 
 
Average2018spring
 
 
 これを見ると、予想と実際の平均点は必ずしも一致しないことが分かります。合計ではだいたいあっている年も教科ごとの上がり下がりは結構外していたり…。もっとも、平均点予想って難しいんですよね。こういう記事を書いておいて何ですが、「じゃあ、お前が平均点を予想してみろよ」と言われても、私にはとてもできません。各教科の予想平均を±3点以内で収めても、5教科合計で最大15点もずれる可能性があるわけです。15点の違いは大きいですよ。予想している皆さんも大変だと思います。
 
 はい、というわけであれこれ考えるのはやめましょう。今日もいい天気のようです。外に出て、解放感を味わいませんか。遊びに行く予定がある子は、何もかも忘れて思い切り遊びましょう。インドア派の皆さん、進学校に進む子たちは、もう次の学習を始めているかもしれませんね。それもいいですが、来週からは嫌でも次の学習を始めなくてはなりませんから、予定がない子は読書したり、映画を見たり、趣味に走ったり、受験勉強でできなかったことをしておくのもよいかもしれません。せっかく肩の荷が下りたこの休み、楽しまなくては損です。
 受検生の皆さんの休みが、充実したものになりますように…。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 …と、去年まではこう書いて締めくくっていたのですが、「他人の予想を批評しておいてお前はノーコメントかよ」という批判が飛んできそうですから(実際に飛んできたわけではありませんが)、今年の入試について個人的な見解を一言書いておきましょう(今年外していたら来年からこの蛇足企画は無し)。
 
 -ここからは個人の見解です-
 
 今年の入試、国語次第では、さらに言えば国語の採点の仕方次第では、平均点がそこそこ下がるのではないかなと思っています。
 というのは、実は去年も例年と比べたらぼちぼち難しい入試だったんですよね、国語以外は。ところが国語が過去最高にあと一歩まで迫るような易しさで、みんなが仲良く高得点をとり(もともと国語は易しめだとはいえ、いくらなんでもこれでは国語の得意な子にとっては可哀想というか残酷に近い入試でした)、それで全体の平均がぐっと押し上げられて結果的に例年通りの難易度に収まりました。
 そして今年。全体を見たところ、今年の入試で去年よりも劇的に簡単になった教科はないように思います。他方、国語が去年ほど簡単でないのは、たぶん議論の余地がないのではないかなと思います(何せ昨年の国語の平均点は77点でしたからね)。国語の採点の仕方次第と書いたのは、上の方にもあるように、記述問題の配点が8点になっていますから、それをどう取り扱うかということですね(新聞にも掲載されていた県教委の模範解答に採点する記述内容についての指摘が入っていました。これについての詳細はまた後日)結果、国語の平均が下がる(言い方を変えると簡単すぎたものが是正された)分は、去年(305点)よりも平均が下がるだろうという予想が立つわけです。
 
 数学は解答速報でも指摘の通り、いつもとだいたい同じように難しかったと思います。近年で最も数学が簡単だったのは、今年高校を卒業した学年の入試でしたが、あの年のような雰囲気はありません。数学は大垣北の合格者でも普段の点数以下なんてことは珍しくありませんから、数学の失敗だけ捉えて落ち込んでいる人は、気を取り直してください。
 他の教科については特筆すべきことはないかなあ。例年通りというところでしょうか。理科、英語はほぼいつも通り、社会はやや難しかったように思いますが(「見通しがきかない」って一言に4点って凄い入試だなと思います(褒めてません))。
 
 というわけで、結局のところ去年(305点)より平均が下がることはあっても、上がることはほぼないんじゃないかなというのが、私の個人的な感想です。
 
 
・・・外れていたからって、文句は言わないでねっ。外れていたとしても消しませんけど、この記事は。それも含めて記録(ブログ)です。答え合わせは、半年後ですね。

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