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2019年4月21日 (日)

塾の学力テスト

小学生と中1・2は年3回、中3は年6回やっている学力テスト。
その第1回を行いました。
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本当はどの学年もあと1~2回増やしたい気持ちもあって、実際に年4回(中3以外)あるいは年7回(中3)やっていた時期もあったのですが、日程的に無理が生じて回数を元に戻した経緯があります。
何が「無理」かといいますと、学力テストの回数を増やすとテストの反省(解き直し)にじゅうぶんな時間を割くことができなくなるんですね。
 
学力テストそのものは何回でもできるんです。やるだけですから。
世の中には毎月やっているような塾もあるでしょう。
 
でも、大事なのはテストを受けることでなく、テストで分かった弱点を埋めること。
ウチの塾ではそう考えています。
だからテストの優秀者を表彰したりとか、テストの成績で教室の席順を決めたりとかは一切していません。
テストを受験することは言ってみれば「身体測定」とか「健康診断」のようなもので、一人ひとりがその結果を受けて次の行動に移ることが大切です。
その「次の行動」の第一歩となるのが「テスト反省」。
テスト反省と言っても反省文を書いたり反省の弁を述べたりするのではなく(当たり前だ)間違えた問題を解き直す作業です。
本来ならテストが返されてすぐに各自でやるのが理想で、みんなそうやってできれば学力テストの回数ももっと増やせます(家庭学習の負担が増えるという別の問題が発生しますが)。
しかし現実には、「自分でやっておくように」と彼らに丸投げしたところでなかなか進まないでしょうし、宿題にして「やってこい」と言ったところで、そもそもできなかった問題なのですから彼らは立ち往生してしまいます。
そんな状況で正答冊子を与えたところで、分からなければ答えを写して終わってしまう子もいるでしょう。
彼らがちゃんと考えて解き直すために、塾で個別に質問・対話しながら解き直しをする機会を作りたいわけです。
「家に帰るまでが遠足です」風に言えば「考えながら解き直すまでが学力テストです」といったところでしょうか。
というわけで、今度の学力テスト反省会もよろしくお願いしますね。

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