発症2年
私が脳幹出血で倒れてから
今日で満2年。
あのとき一部界隈では
「私が死んだ」という噂まで
流れたそうだが
(実際、脳卒中の中でも致死率が高いとか聞く)
私はこうして普通に生きている。
おかげさまで後遺症もない。
あのときの中3生たちが
来春にはもう高校3年を迎える。
早いものだ。
といってよいものかどうか。
私にとっては長くもあり
短くもあった2年間だった。
入院中は長かった。
半身麻痺になり
ベッドから動けない間は
とても長かった。
動けるようになってからは
比較的短く感じられるようになり
退院後はあっという間だった。
自分で動けるということ、
身体が自由になることの
大切さをしみじみと感じる。
現在、体調はすこぶるいい。
医者からも「この調子で」
と言われている。
入院生活を続ける間に
かなりやせて
(発症してしばらくは管で栄養を流し込まれて生きていたから)
退院後も体重に気をつけて
さらにやせた結果、
発症直前と比べて
15kgぐらい体重は減らしているが
がんの方など
重病を抱えている方と違って
現在進行形の病気ではなく
あのときの一瞬
事故的に発症したものだから、
やせているのは
病気が悪化しているとか
勘違いされても困る。
現実は逆で
リバウンドしないよう
体重管理に注意していて
現状では太る予定(苦笑)も
ないというだけのことだ。
もうすぐ正月なので
太らないよう、
最近は特に警戒モード。
小学生の頃から
肥満だった自分にとって
今の体型は
望んでも長らく
手に入らなかったものだった。
まさに怪我の功名…というには
あまりにも大きい「怪我」だったが、
現在の体型を
大いに楽しんでいる。
世間では騒いで楽しむ日なのだろう、
12/24は、私にとっては
2020年12月24日を
しみじみ思い返して
生きていること、
動けていることに
感謝する日である。