シリーズ特色化選抜廃止

2012年7月31日 (火)

やーっと出たよ

各高校の実施概要、やっと出ましたね。
本当にギリギリだったなあ。
でも県政記者クラブには25日(水)に既に渡していたんだ、なんてことも分かったり(苦笑)。
記者クラブ制度の問題が云々とか言いませんけどね(-.-)
 
さっそく、ざっと見てみました。
今日は高校見学などで大半の中3生が午前中いないので、見る余裕が多少あったのです。
以下の見解は西濃学区の高校を中心にざっと見てのものです。
最近、というか特色化選抜廃止を特集記事にした去年あたりから
遠方のかたもご覧のようでアクセスが増えているのですが、
他地区の状況はほとんど加味していませんので
あしからずご了承ください。
 
まず、普通科の話。
普通科の場合、独自検査をやらないか(大垣北)
やっても定員枠は数%程度(多いところでも10%まで)という
きわめて少人数の募集(大垣東・大垣南・大垣西など)
しかも要件を見ると特定の部活動の優秀者だけを
ピンポイントでとろうとしているので、
普通科進学校志望者は(ごくごく一部の特別な子を除いて)
独自検査のことはほぼ考えなくてもいい状況。
9割以上の普通科進学校志望者にとっては、
出願前から全く関係のない枠になるわけですからね。
(もちろん関係がある「特定の部活動」の子は別ですよ)
普通科志望の受験生(の多く)にとっては
標準検査の内申点と当日点の比だけが
要チェックのポイント。
北高の3:7、東高の5:5、西高の4:6といったところは
予想通りというか、従来の路線の延長というか、
もっと言えば数年前の一般選抜の路線の踏襲ですね。
南高が5:5にしてきたのも、
最近の学校の雰囲気を考えると想定内のことでした。
あの表を見ての私の第一印象は
来春入試(以降)も北高は倍率が高くなるだろうなあ。
内申点が足りなくても、学力検査での逆転を期待しちゃうものねえ。
というもの。たぶん、そうなるでしょうね。
と書きつつ、何があるか分からないのも入試なんですが。
いっぽうで、こんなふうにも考えられます。
(ここからは「頭の体操」です)
来春からは隣接学区も普通に出願できるわけですから
(今までは特色化選抜だけでしたね)
たとえば
「東高へ行く実力は十二分にあるけど内申が足りないなあ」
という太郎君(仮名)という子がいたとしたら、
学力検査重視の岐阜学区の普通科に出願するという手も
考えられなくもないわけです。
岐阜学区を見ると
岐阜、岐阜北、加納、岐山が3:7
単位制普通科で(つまりもともと全県から出願できる)各務原西も3:7
まあ岐阜、岐阜北に実力勝負できるくらいなら
躊躇なく大垣北にだって出せるわけですから
ここで太郎君が考えるターゲットは加納、岐山あたり。
毎日の通学を考えると、現実的な選択肢として
加納なら可能なんじゃないか。
そんな発想も可能です。(決して断じて駄洒落ではありませんよ(笑))
実際どうなるか分かりませんが、
そういう子がいても不思議はありませんよね。
これはつまり逆もあり得るんです。
内申点のほうに余裕がある岐阜学区の受験生は
例年通りの激戦が予想される旧五群(岐阜市内普通科5校)を避けて
大垣東に出したほうがいいかなと
考えるかもしれないわけです。
というわけで、来春入試は本当に分かりませんね。
「特色化だけ隣接学区受験可能」だったこの春までと
「全定員で隣接学区受験可能」という来春からは
志願状況がかなり変わる可能性もあると私は思っています。
 
職業科にも触れておきましょう。
職業科にはほぼ必ずある独自枠についてですが、
特色化選抜のときよりも要件が具体的に書いてあります。
新聞には出ていませんが、
県教委のサイトには掲載されていますから
じっくりと見ておいてください。
要件をここまで細かく指定してきたのは、
「『駄目もと』でとりあえず独自検査も受けておこう」という
受験生が出るのを防ぎ、
「一般の受験生は迷うことなく標準検査だけ受けてね」と
出願の流れを誘導するのが目的でしょうね。
県教委としては
これだけ要件がはっきりしているんだから
内申点と当日点の比率なんて示さなくてもいいでしょ、
独自枠は決して「何でもあり」じゃありませんよ、
検査の透明性は一定程度、確保しましたよ、
ということなのかもしれません。
まあそんな思惑はともかく、
職業科志望者は
まず独自検査の選抜要件をチェックして
自分があてはまるかどうか確認しておきましょう。
要件にあてはまらなければ、
標準検査だけ受ければいいわけです。
 
とりあえず、こんなところで。

【2013年春】岐阜県公立高校入試実施概要

来春の公立高校入試の各高校別の概要が出ました。
このサイトからもリンクしている
県教委の「入試情報」のページで確認してください。
 
標準検査の内申点と当日点の比率や
独自検査をやるかどうか、
やる高校は何%の枠でどんな試験をやるのかが
一覧表にして書いてあります。
(新聞掲載のものと同じ表です)
 
独自検査の選抜要件、早い話が
「この条件にあてはまる人だけ独自枠でとるよ」という条件が
書いてあります。
こちらは今朝の新聞には載っていません。
去年までと異なり、かなり具体的に書いてありますから
職業科志望者は読んでおきましょう。

2012年6月23日 (土)

いったん締めくくり

昨日書いたように、県教委が頑張って(?)
Q&Aも随時更新、とのこと。
2013年春からの岐阜県公立高校入試の新制度に関しては、
これを見れば分かるでしょう。
もし分からなくても、
問い合わせ先が書いてありますから、
じゃんじゃん電話するなり、メールするなりできます。
・・・っと、じゃんじゃんは拙いのかな(苦笑)
 
こちらとしては、
あとは各高校の入試の具体像が出てくるのを
待つだけです。本当に遅いなあ(くどい)
そんなわけで、「シリーズ特色化選抜廃止」は、
そろそろ店じまいしてもよいかもしれません。
 
去年の正月から1年半、
改革の動きを追っかけてきましたが、
従来よりも早く動いて周知期間を設けたことや
議論の経過を不十分ながら公開し続けたこと、
これらの点は評価してもよいと思います。
以前も書いたように(書いてなかったかも)、
この塾ができてから遭遇した中で一番酷かったのは、
「特色化選抜、突然の導入」ではなくて(あれも酷かったが)
内申点に中1~中3までの全ての学年評定を入れることを
前年の春に突然告知した8年前の制度改定です。
中3になってから「中1の評定から全部入りますからね」って
どんな後出しじゃんけんですか。
あの学年の子たちは本当に可哀想でした。
他方で、この制度によって
お子さんたちの入試をめぐる状況が改善されるのか、
それはこれから見ていかないといけません。
今後ともこのサイトでは随時
お子さんたちとともに入試に立ち向かっていく中で
気づいたことは書いていくつもりです。
 
ところで、特色化選抜導入後、
ずっと引っかかってきた言葉があります。
特色化選抜における「求める生徒像」という言葉。
高校側が発展途上にある生徒たちに「求める」って
いったいどういうことなのでしょう。
 
「我が校はこういう校風でこういう教育をしていますから、
 こういう人にぴったりだと思います」
というアピールは分かります。
また、「合否の決定にあたってはこれを重視します」
ということも当然あるでしょう。
しかし、それを「求める生徒像」と銘打って示したところに
特色化選抜という入試の本質を見た気がしています。
 
ある高校を受けた塾生が、面接で
 あなたが入学したら、
 どういうことでこの高校に貢献できますか
と尋ねられたと聞いて、仰天したこともありました。
 
高校は誰のため、何のためにあるのでしょう。
 
新制度においても
この言葉が引き続き使われるのかどうか分かりませんが、
受験生の(精神面も含めた)過度な負担を軽減し、
中学校が卒業式まで落ち着いて教育を全うできるために
入試を一本化する流れができたのだとすれば、
自ずからこういった「歪み」は是正されるものと
期待しています。
 
 
さて、ここから先、
制度全般について分からない点がある方は
先ほどもふれた県教委の新設サイトのほうへ
行かれるとよいと思います。
(今朝の新聞でも紹介されていましたね)
(県教委としてもPRしたいページなのでしょう)


ああ、もちろん、
塾生の皆さんや塾生の保護者様は
私にお気軽にご相談くださいね。
 
というわけで、
このサイトにおける特集記事
「シリーズ特色化選抜廃止」は
昨日の記事をもっていったん終了といたします。
1年半にわたりお読みいただいた皆様、
本当にありがとうございました。

2012年6月22日 (金)

7月末まで、待ちましょう。

県教委が昨日付でこんなページを
開設していたようです。
 
 
とりあえず、ウチの塾のサイトからも
リンクを貼っておきますね。
 
しかし、今までの「入試情報」のページとは別に、
しかも「入試情報」のページからリンクすらさせず
新しいページを作った意図は何だろうなあ。
 
詳細は直接ご覧いただくのが一番間違いありませんが、
お忙しい方のためにざっくり書いておくと
 
特に目新しい内容はありません。
 
3月の県教委発表から「なぜか抜け落ちている」と
前々回の報告で書いた「内申点の各学年の配点」についても
結局は諮問会の答申通り、
つまりは去年までと同じで変更無し、と
リーフレット(PDFファイル)のQ&Aの中に
ちゃんと書いてあります。
 
なぜ3月の発表で敢えて省いていたのかな。
ほんのちょっと(1ミクロンぐらい)気になります。
 
 
また、このリーフレットやその下のQ&Aにもあるように
今後の発表日程は、(以下、県教委のサイトから引用)
平成24年7月末までに、
平成25年度入試の各高校の実施概要を県教育委員会において発表(新聞や県のホームページ等に掲載)します。
    <平成25年度入試の各高校の実施概要>
      ・標準検査の概要
          (面接の有無、評定と学力検査の結果の比率等)
       ・独自検査の概要
          (実施の有無、実施検査名、選抜の要件等) 等
 
平成24年10月末までに、
7月末までに発表する各高校の実施概要に基づいた、高校ごとのより詳しい情報を各高校のホームページに掲載します。
    <各高校のホームページ掲載内容>
      ・各高校の入試の概要
          (実施する検査の概要、評定と学力検査の結果の比率、
          検査期日及び日程の概要、集合時刻、集合場所、持ち物等)
とのことです。
去年までのスケジュールを踏襲した感じですね。
 
どうしても7月末なんですね。
この点は残念です。
 
まあ、塾内での具体的な制度の説明は、
7月末に出るという高校ごとの検査概要発表を待って
もう一度やりましょうか。
全体像だけをいくら分かりやすく解説したところで
それで納得するのは受験生と保護者以外の関係者だけ。
受験生や保護者の皆さんにとっては
自分が志望する、あるいは受けるかもしれない高校は
どうやって入試をやるの?とか、
自分はどう受けたらいいの?っていう部分が
一番肝心なところで、
それが出てこないと実感がわいてこないというか
引き寄せて考えることはなかなかできませんからね。
 
だーかーらー私は・・・
まあ、くどいので止めましょう(苦笑)。

2012年3月24日 (土)

来春からの公立高校入試のイメージ(修正版)

2012年3月22日の県教委の公式発表を受けて

昨年11月に作成したイメージ図を一部修正して

作り直してみました。

前回書いたように、今回の県教委の発表では

内申点の計算方法についての記述がありませんが、

諮問会答申通り(今年度までを踏襲)として作りました。

 

2012年3月23日 (金)

「来春から入試変えますよ」正式宣言

いちおう「約束を守った」ということになるのか、
県教委は確かに来春からの新制度を
3月末までに発表しました。
またしても私の予想は外れて(^_^;)
昨日発表したようです。
今朝の朝刊で知りました。
県庁の報道発表資料のコーナーにも
このように掲載されていますので(PDF注意)
ぜひ現物をご覧ください。
 
それにしても、これを書いたのが一昨日の晩。
全くどういうタイミングなんだと
自分の間の悪さにも呆れています。トホホ・・・。
 
しかし、よーく読んでみると
今回発表された内容は、概要のみ?
これが「詳細」と言えるものかどうか
微妙な感じです。
詳しくは是非ご自身でご覧いただきたいのですが
今回新しく出てきた内容は

1.学力検査の時間が1教科45分→
50分になった。
   (確かに45分は窮屈でした。特に国語や英語は来春から問題構成に変化があるかも)
2.来春の具体的な日程が決まった。
   (入試は2013年3月12日、発表は3月19日)
3.出願変更制度は維持された。
   (日程表に出願変更期間があるので)
4.「標準検査」「独自検査」という呼称が決まった。
   (全員が受ける学力検査等を「標準検査」と呼ぶ)
5.独自検査の枠と一般の枠の関係が決まった。
   (独自検査で不合格になっても自動的に一般枠の選抜にまわる)
6.第二次選抜の中身が少し詳しくなった。

以上、6点かな
それ以外は11月の諮問会答申をなぞっただけのような・・・。
前回も書いたように、
教育長は12月に県議会でこうおっしゃいました。
 
新しい制度についてさらに具体的に検討を進め、今年度末をめどに入試日程や検査内容等を発表したいと考えております。
 
あのー、僭越でございますが、
「さらに具体的に検討」された部分が
あまりないような・・・
確かに以前書いた疑問の一部は解決したのですが、
解決していないものも残っています。
ここの「不明な点」4とか。「不明な点」2に関してはゼロ回答というか公表しない?)
さらに言えば、今後の発表スケジュール、
各高校が独自検査を採用するかどうか
採用する高校は定員の何%、
どういう生徒を求めているのかという点について
詳細をいつ明らかにしてくれるのか
タイムテーブルがありません・・・
 
こうやって見ていくと、
これって私が前々回に書いた
3月下旬 「来春から入試制度を変更する」と県教委名で正式発表
ってことと実質的には同じじゃないかと・・・。
 
残念だなあ。
私は最初に「予想は外れて」と書きましたが、
中身を見ると、むしろ私が前々回予想した通りに
進んでいる印象さえ受けます。
日程の発表が前倒しになっただけですね。
むしろ私の予想より遅くなるかも。
この調子だと、7月末まで
今回の発表から1ミリも前進しない可能性が
高まりました・・・
 
えええええええっー
いやだーそんなのいやだー。
 
・・・と子どものように駄々をこねても
仕方がありませんが、
私の期待は急速にしぼみつつあります。
ここまでの県教委の動きの機敏さには
本当に感心していたのに・・・。
重ねて表明いたしますが、大変残念です。
 
 
 
追記

今回、県教委が発表した資料を見ると、
調査書(内申書)の評定の合計の仕方についての
記述が欠落しています。
概要だから載せる必要など無いということかな。
おそらく諮問会答申の通り、
すなわち中3の評定を2倍して3学年合計という
これまでの方式を踏襲するものと思われますが、
ひょっとしてひょっとしてひょっとして
取扱未定で敢えて書いてないのだとすれば
今後に不安として残ります・・・。

2012年3月21日 (水)

約束の3月末はもうすぐ

前回、私はこんな見込みを勝手に想像して書きましたが、

昨年12月の県議会で教育長がこんなふうに答弁していたよ、と

ご親切な方から教えていただきました。

ありがとうございます。

以下は12月7日(でいいのかな)の

県議会での松川教育長の答弁の一部です。

今後、県教育委員会では答申の基本的な考え方に基づき、現在の中学二年生が受験する平成二十五年度選抜からの導入を目指し、新しい制度についてさらに具体的に検討を進め、今年度末をめどに入試日程や検査内容等を発表したいと考えております。

ということで、県教委は私の予想よりも早く、

今年度末すなわち3月末までに

制度のおおざっぱな概要どころか、具体的な制度の中身まで

日程と一緒にどーんと出してくれるようです。

(と言ってもそれは制度全体の話で、個々の高校の選抜内容の話ではないのでしょうが)

その約束の3月末がだんだん近づいていますが、

まだ正式な発表はありません。

(私が見落としている訳じゃないですよね?)

このぶんだと、定時制入試の合格発表が済み、

今春の高校入試の全日程が終了する

3月27日以後になるのでしょうか。

31日は土曜日ですから、29日(木)、30日(金)あたり?

これはもちろん相も変わらず当たらない私の勝手な予想ですから

もしかすると明日にも発表があるかもしれません。

いずれにしろ、来春入試が気になる方は

しばらくの間、新聞紙面や県教委のサイトを

毎日、注視しないといけませんね。

前々回書いたような細かい疑問に答えてくれるような

詳細にわたる内容まで発表されるのか、

私も注目したいと思います。

それから、入試情報に関して

「お前、この前の○○、見落としてるだろ?」というご指摘、

大歓迎です。

このサイトを皆さんにいっそう役立てていただくために、

是非お願いいたしますね。

 

2012年2月21日 (火)

もちろんこの話題も忘れていません。

 先週ニュースになった恵那農業高校の特色化選抜小論文の「出題ミス」をめぐって考察しようと思いましたが、そうこうするうちにニュースとしての鮮度が落ちてしまいましたので、もう止めます(^_^;) いや、来年も特色化選抜が続くのなら、話を拡げてしつこく話題にしたんですけど、来年からはこういう問題は発生しませんからね。
 
 
 それはさておき、11月の諮問会答申以来、来春入試に関して動きがありませんね。まあ制度の骨格はあれでいくんでしょうから、今はこれ以上出すことがないということだと思うんですけど・・・。しかし、今のこの流れだと、
 
 3月下旬 「来春から入試制度を変更する」と県教委名で正式発表
(今現在はまだ「入試諮問会が制度の骨格を答申した」というだけで県教委は正式には何も決めていません。といいますか、実際にはもうとっくに決まっているんでしょうが、それを公式には発表していません。まあ袱台がひっくり返されたように全然違うしくみが出てくる可能性はないと言っていいので、みんな諮問会答申の内容を前提に話を進めているだけです)
 4月下旬 日程とともに入試の全体概要を正式発表
 7月下旬 高校別の入試の詳細を発表
(これらの日程はすべて賢学塾の「推測」です)
 
というパターンになるんですかねえ。
 
・・・残念だなあ。
 
 それぞれの高校が「別枠を実施するか否か」「実施するなら何%が別枠か」という点だけでも、4月下旬になるであろう日程確定のときまでに明らかにしてほしいなあ。7月末なんて遅いんですよ。今だって、高校見学のときに「県教委から正式発表がないので今日は説明できません。新聞を見てください」なんて言われて帰ってくる子たちもいるんですよ。「高校見学は入試情報を聞きに行く場ではない」と言われてしまえばそうなんですが、ちょっとあんまりじゃないかなと思うんです。そらまあ高校で聞いたところで新聞発表以上のことが分かるわけではないんですが、自分の志望校に行ってそういう話を聞いてくるってこと自体が大事なわけです。それを軽視するのは「高校見学」という制度そのものの趣旨にも反することなんじゃないかなと、私は思います。「4月や5月なんて年度が始まってすぐじゃないか。そんなにすぐに決められるわけない」ということでしたら、百歩譲って7月初めまで。夏休みに入る前、三者懇談で保護者の方が中学校の先生に質問できるタイミング。これより遅い発表はおかしいのではないかと、これは例年思っていることです。7月初めにすることが各高校や県教委にとって日程上どの程度困難なことなのか、あるいは三者懇談で入試の話になるのが面倒なので中学校側が押しとどめているのか(苦笑)、私にはさっぱり分かりませんが、どうしてもこの件については何とかしていただきたいと思うのです。
 
・・・と、ここで叫んでも仕方がないのですが(^_^;) まあ、新聞の社説みたいなものです(苦笑)。あれもすごいでしょ。日本政府はおろか、アメリカ政府だろうが中国政府だろうがイラン政府だろうが北朝鮮政府だろうが国連安保理だろうが、何にだって上から目線で注文をつけています。あれってまさか相手が読んで参考にしてくれると思って書いているわけじゃないと思うのですが、そうだとするとよくあんな調子で書けるなあと、いつも感心する次第です。というわけで、今日のこれも賢学塾の社説ならぬ「塾説」「塾論」でございました。おしまい。

2011年11月26日 (土)

公立高校入試改革今後の注目点(シリーズ特色化選抜廃止)

今朝ほど書き上げたように、

2013年からの岐阜県公立高校入試は

特色化選抜を廃止して一本化するという結論が出ましたが、

まだまだ詳細が不明な点や今後に注目したい点はあります。

これで終わりではありません。

来週、気になる点を書こうと思いましたが

時が経つとまた放置してしまう可能性が高いので(笑)、

とりあえず、思いついたことを今のうちに書いておきます。

ざっと書いたので、あとでまた訂正するかもしれません。

 

<入試全体に関する不明な点>

1.出願変更制度は維持されるのか。

  現在の一般選抜には、特色化選抜導入前からずっと続く

  出願変更という制度があります。

  一度出願を締め切ったあと、発表された倍率を見て

  別の高校に1回だけ変更できるというおなじみのあの制度です。

  新しい入試(第一次選抜)は

  特色化選抜を廃止して一般選抜をリフォームしたような制度ですから

  これまでの一般選抜のように引き続き「出願変更」を認めるのか。

  認めるとして一般枠に出願する生徒にも特別枠に出願する生徒にも

  認めるのか。

  あるいは同じ高校で特別枠→一般枠というような出願変更も認めるのか。

  第二次選抜という名の「欠員補充入試」が復活したことで

  あるいは・・・という心配もしていますが、この点はまあ杞憂に終わると思います。

2.定員30%までという特別枠の配点は公表されるのか。

  特別枠は、学力検査+内申点+(面接、小論文、実技検査、自己表現のどれか)で

  総合評価すると言うことですが、

  今までの特色化選抜のようにそれぞれの配点のウエイトについて

  公表するのかどうか。

  まあ公表されたからと言っても(もともと一芸優先で採る枠ですから)意味がない

  という見方をする人もいるかもしれませんが、

  公表されないよりは公表されたほうがいいでしょうね。

3.一般枠と特別枠の出願時及び選抜時の関係。

  特別枠の入試を受けるかどうかという問題がありますから

  受験生が出願時にあらかじめどっちの枠で出願するかは

  決めておかないといけないのは当然の前提として

  特別枠で落ちた生徒が一般枠にまわって合格ということはあり得るのか。

  これもまあ、あり得ると考えるのが妥当ですが、

  「特別枠で合格しました」「一般枠で合格しました」と

  分けて発表されるなら「まわった」ことが分かりますし

  そうでなくごちゃごちゃで発表されれば分かりません。

  現行の特色化選抜でも、Ⅰ類、Ⅱ類と分けて募集し、発表も分けているところと

  そうでなくまとめて募集して発表もまとめているところがありますね。

  そのあたり、細かいようですが、2年目以降のことを考えると

  どのようにして合格できたかという情報は意外に重要な点に思います。

  特別枠で出願して不合格になった生徒がいたとしたら、

  その点はやはりはっきりさせておいたほうがいいでしょうし。

4.学力検査における傾斜配点があるのか。

  現行の一般選抜では一部の学科の一部教科について

  傾斜配点が認められています。

  また,現行の特色化選抜の学力検査では、

  どの高校・学科にも傾斜配点が認められています。

  新しい入試の学力検査ではどうなるでしょう。

  新入試の学力検査が今までの一般選抜の焼き直しなら

  ほとんどの高校で傾斜無しの100点×5教科ということになりそうですが、

  特別枠で学力に特化した選抜が出来ないわけですから

  普通科進学校は特色化選抜のような大胆な傾斜配点を要求してもおかしくありません。

  この点がどうなるのか。今のところは不明です。

 

<今後の進め方に関する注目点>

☆ それぞれの高校が特別枠を採用するかどうか、
  
またそれをいつまでに明らかにしてくれるのか。

  特別枠は定員の30%まで採用できるということですが、

  採用するかどうかはそれぞれの高校の判断に任されているため、

  採用しない(つまり普通の入試だけ)という高校も出るかもしれません。

  実際、普通科の高校はそうなっても不思議ありません。
  (まあ最近は普通科の高校も特色化で部活枠があることも多いですけど)

  今朝の朝刊(岐阜新聞/何と一面トップでしたね。さすが高校入試に強いと称する地元紙)によると、

  各高校の入試詳細は「来年夏までに」公表する予定とか・・・。

  つまりこれまで通りののんびりしたスケジュールで行くと言うことですね・・・。

  これにははっきり言って「おいおい」と思ってしまいましたよ。

  せっかくこうして新制度を早めに決めて公表したのに(ここまではすばらしかった)

  各高校がどういう対応をするかが来年夏まで決まらないのでは

  実際のところ受験生個人にとっては早く決まったメリットが無いも同然です。

  百歩譲って(譲る必要があるのかどうか知りませんが(^_^;))制度開始2年目以降は

  今まで通り、夏(7月末)の発表でもそれほど不満は出ないかもしれません。

  参考になる前年の例というものがありますから。

  しかし今回は全く新しい制度が導入されるわけです。

  各高校が特別枠を採用するのか否か、またその枠は何%か、

  採用するとしてどういう生徒を欲しているのか(部活や技能など)は

  来春までには公表してほしいと思うのです。

  配点や特別枠の試験内容はまあ譲って夏でもいいですから、
  (って私が妥協する必要なんて何にもないのですが(苦笑)。何を遠慮しているんだろう(笑))

  せめて上述した2点だけでも公表してあげるのが受験生への配慮というものです。

  繰り返しますが、ここがはっきりしないと早めに改革を公表した意味が

  半分以上無くなります。

  まあ高校側の都合も分かるんですよ。

  次年度いないかもしれない先生たちが前年度に入試の方針を決めちゃうってのは

  学校の現場としては受け入れられないことなんでしょう。

  しかし、せっかくここまで今までの岐阜県にはあり得ないほど

  早期に入試改革の流れが決まってきたわけですから

  今までのお仕事を無駄にしないためにも、もう一踏ん張りを期待したいです。

  来年は国体があって県関係の皆さんは忙しいでしょうから

  結論を先に延ばしてもあまり意味がありませんって(笑)。

  さっさと決めてくださいませ。

 

 

というわけで、まだまだ注目していかないといけませんね。

県教委「入試諮問会」の答申が出ました!(シリーズ特色化選抜廃止)

11月25日(金)、岐阜県立高等学校入学者選抜に関する諮問会が

県教委に対して答申を提出しました。

つまり、

今の中2生が受験する新しい公立高校入試の

かたちが決まったということです。

こちらに答申が出ていますのでご覧ください。

新聞記事のまとめや私の下手くそな要約よりも

原典が一番間違いないものです。

関係される方は是非、リンク先(県教委の諮問会のサイト)で

ご確認くださるのがよいと思います。

答申(写)のほうは「お役所のお堅いお仕事」になっておりますので(苦笑)

答申の概要(PDF注意)をご覧になればよいかと思います。

それにしても、10月、11月と今の中3生のことに一生懸命で

入試改革のほうはほとんどウォッチしていなかったんですが、

(追記を期待した方、すみません(^_^;))

気がついたら答申が出ていました。

さきほど諮問会のサイトを見たら

11月1日にも諮問会が開かれていたんですね。

報道あったかな。全然知りませんでした・・・。

まあとにかく、新制度は決まりました。

いろいろ議論があった結果なんでしょうが、

新制度を一言で強引にまとめてしまうと、

特色化選抜導入以前の入試と特色化選抜を

一つにまとめて継ぎ接ぎにしたものといった感じです。

以下、概要をまとめますね

 

 

 

<新しい公立高校入試の基本>
・2013年春から、つまり今の中2が高校受験するときから始める予定。
公立高校入試は3月に1回で行うというのが基本的な考え方
 ・第一次選抜・・・3月上旬から中旬のどこか(これでほとんどの子が決まる)
 ・第二次選抜・・・第一次選抜で定員に達しなかった学科・コースだけ
 定員割れする高校は今でもそれほど多くありませんから、
 第二次選抜はごく一部の高校でしか行われないと考えたほうがいいでしょう。
 
<第一次選抜について>
1.すべての学校で、すべての受検生が県統一の学力検査を受ける。
   (今までの一般選抜のような5教科のテストを例外なく全員が受けます。)
   高校によっては面接も行う。(今までの一般選抜と同じです。)
 
2.調査書(内申書)と学力検査の配点の比重は7:3~3:7の範囲で
  各高校が決める。
 
3.調査書(内申書)の評定、つまり内申点の計算方法は
  中1の9教科合計+中2の9教科合計+中3の9教科合計×2=合計点
   (中3の評定は2倍という、今までと同じ計算方法です。)
 
4.高校によっては定員の30%まで(音楽科と美術科は100%まで)
  部活や専門的な実技能力のある子を選ぶ入試の枠にできる。
  県統一学力検査(と面接)+(面接,小論文,実技検査,自己表現のどれか)
    つまり、今までなら特色化選抜で自己表現や小論文だけ受けて高校に進んでいた
    部活で優秀だったり専門的才能があったりするような子たちの例でも、
    これからは5教科の学力テストを他のみんなと一緒に受けて、
    次の日に今まで特色化選抜でやっていたような入試をさらに受けるわけです。
 
5.普通科自分の学区隣接学区の高校に出願できる。
    (今まで特色化選抜だけで認められていたことが普通科高校の定員全体に適用されます。)
  普通科以外(職業科・総合学科など)は県内全ての高校に出願できる。
   (これはもうずっと長く変わっていませんね)
 
<第二次選抜について>
  第二次選抜は欠員がある高校だけ(だから本当に限られた高校だけになるでしょう)
   内容は、面接+(学力検査,小論文,実技検査のどれか)
 

 

 

これではよく分からないという人のために

夜なべして凄く簡単にした図を作りましたよ。

 

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今日はこれで力尽きちゃったので(苦笑)

今後の課題とかお願いはまた来週に書きます。